六月の淡い灰色の雨が、校舎とアスファルトを黒く濡らしていた。
 三年前のその雨の日、主人公は彼女と出逢う。

 そぼ降る雨に肩を濡らしていた主人公に傘を貸した彼女は、漫然とした日常を破って主人公の心に到達する。
 主人公と彼女は、曖昧な関係のまま日常を歩み始めた。

 しかし、梅雨空の下の淡い恋は、わずか一週間で断ち切られた。
 彼女は主人公の目の前で、屋上からその身を投げる。
 原因は不明。
 重体の彼女の身体はそのまま病院に搬送されたが、彼女の身体はまるで逃げるように書類上の転校と転院を繰り返し、主人公はその後の彼女の生死を知ることさえできなくなっていた。


 三年後の一月、


 高校二年になった主人公は、三年前に失われたはずの彼女と再会する。
 主人公は生死さえ不明だった彼女との思わぬ再会に驚き、そして彼女を抱きしめる。
 三年間の隙間は、やがて今の日常によって埋められていくように見えたが――



 小規模ながら高密度を目指すAnrakuis/Prestoが贈る、恋愛ADV第二弾。



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